ページID:27905更新日:2017年3月24日
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開催日時:平成21年10月28日(水曜日)午後3時30分~
開催場所:甲府商工会議所5階会議室
テーマ:魅力ある元気な地域を創るには
今回の「県政ひざづめ談議」は、甲府及び富士吉田商工会議所に所属し、地域の活性化や魅力ある地域づくりに取り組んでいる18名の女性の方々と、「魅力ある元気な地域を創るには」をテーマに意見交換を行いました。
対話に先立ち知事は、「女性グループ活動におけるキーパーソンとして、地域のために活躍している方たちと聞いている。地域を創っていくには女性の力は必要不可欠。日頃の地域活動を通じて考えていることを聞かせていただきたい」などと参加者に伝えていました。
対話が始まると参加者からは、「信玄公祭りツアーとして何か企画し、多く観光客を呼び込むことをしてもらいたい」とか、「北口の開発が進んでいるが、癒しの広場を造ったり、壁面緑化といった新しい感覚等を取り入れてはどうか」などといった意見等がでました。
これに対し知事は、「出陣式を駅前にするなど、今年から信玄公祭りツアーを行っている。この祭りの評判もよく、来年40年を行うに際しては、かなり多くのツアーが組まれると思う」と述べるとともに、北口の整備については、「甲府市の方で“よっちゃばれ広場”という、かなり広い広場を造っている。また、平成24年には、ガラスを多用し、壁面緑化や太陽光発電等も組み入れた県立図書館が完成する予定。集客力を考えると、賑わいにはかなり寄与すると思う」などと答えていました。
また別の参加者からは、「中心街が冷え込んでいて人通りも絶えている。空き店舗を高齢者が集える場として活用してはどうか」といった中心市街地の大きな課題に対する意見が出されました。
これに対し知事は、「いろんな活用方法はあると思うが、家賃が高過ぎて借りられないということがあるようだ。空き店舗を利用して店などをやってみたいという人は大勢いる。地域の商店街のために、安く貸し出す人が出てくると事情も変わってくると思う」などと答えていました。
また、富士吉田からの参加者からは、「郡内地域における道路整備等も進み、国中地域との格差も徐々に解消されてきている」「高速料金が千円になって、首都圏からの観光客は山梨を通過している。山梨には魅力がないのかと思ってしまう」「富士山は世界中の人が訪れたいと思っている場所。リニアの停車駅を整備し、多くの方にその素晴らしさを味わってもらいたいと思う」「学校を誘致し、学園都市構想を進めたらどうか」といった意見等や「ひばりが丘高校をもっと地域のために活用することはできないか」とか「現在、昭和の時代の人間味あふれる町にしていけるよう、様々な活動をしている。いろんなハードルがあるが行政の支援をお願いしたい」といった要望等も出されました。
知事は、「高速料金が千円になったことで、中京、関西地域にも山梨県のPRを始めた。現実、関西地域などからの観光客も増えている」「リニア駅は1,2年のうちには決まっていくのではないか。大事なことは、どこに駅ができてもそこにスムースに行けるアクセスをしっかり整備することだと思う」「健康科学大学も地元の努力で誘致できた。しかし今の大学は都心志向だと思う」などと答え、また、ひばりが丘高校の活用やレトロ調の地域づくりについては、「学校の活用はいいこと。地域がどう考えるかだと思う」「もっと昭和というものを強調した町づくりをしていくと非常に面白いと思う」などと述べていました。
さらに参加者からは、「山梨は山紫水明の地。ワインとともに、ミネラルウォーターもPRしてほしい」「地域を活性化していくために、県が地元の業者をもっと使ってほしい」といった要望等や「来年度、甲府と富士吉田の女性会を県連という形で立ち上げる予定でいる」といった話題も出されました。
最後に知事は、「地域を良くするため、懸命に取り組むことは大事なことであり、いずれ大きな力になる。女性の方がそうした活動に取り組むことは非常に有効だし、素晴らしいこと。これからもがんばってもらいたい」などと参加者を激励し終了しました。