ページID:31879更新日:2017年3月24日
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開催日時:平成22年5月21日(金曜日)午後4時~
開催場所:甲府商工会議所
テーマ:活力ある商店街を創るために
今回の「県政ひざづめ談議」は、商店街の店主らで作る中心商店街活性化研究会の方々やYYプロジェクト事業等に参加されている学生の皆さんの11名と、「活力ある商店街を創るために」をテーマに、魅力あるまちづくりや商店街づくりの方策等について意見交換を行いました。
対話が始まると研究会からの参加者は、活動の状況や商店街の目指す方向などを、用意した資料をもとに知事に説明しながら、魅力ある個店づくりの必要性を話していました。
また参加者は、「それぞれの店主が自分の言葉で他の店を紹介する、オリジナルの案内マップを作っている。こうした相互連携をもっと大きくしたい」などと話していました。
これに対し知事は、「商店街がどうあるべきかの認識を持ちながら、自分の店を磨き上げていくことが大切」とか、「商店街の活性化のベースは、連携をし努力していくことだと思う」などと述べていました。
別の参加者からは、「商店街の活性化といっても定義はさまざまだが、商店が潤うことがまさに活性化に繋がると思う。イベントなどを行うにしても、個店の魅力を引き出すようにすることが大切」「商品の陳列を変えたり、貼り紙をやめ、店の中を見えるようにしたり、さまざまな工夫をしながらお客さんにPRする必要がある。どうPRするかによって、店のイメージも全く違ってくる」などといった意見が出されました。
一方、YYプロジェクトなどに参加している学生からは、「1年間、毎週ごみ拾いをしてきた。地域の皆さんと、街をよりきれいにしていくことで連携を図り、盛り上げていくことも必要ではないか」とか、「活性化に取り組んでいる商店街の方たちの考えや情熱を、私たちにもアピールしてほしい」「現場の生の声を聞いて、イベントのあり方も考えていかなければならないと思っている。地元との密な繋がりを作っていかなければ、本当の意味の地域おこし、まちづくりはできないと感じた」などと、店主らが取り組んでいる活動や活性化の考え方などに対して、意見や感想などを知事に伝えていました。
また、学生の取り組みに対して、「基本的に学生によって中心街を活性化することは難しいと思うが、何を学生に期待するのかがポイントになる。例えば、人が集まる仕掛けは学生が行い、これを店主が売り込んでいく。役割分担の中で連携を図っていくことが必要だと思う」などといった意見が出されました。
さらに参加者からは、「舞鶴公園などが整備されてきているので、城下町的な街並みを通って中央商店街に行く流れがつくれないか」とか、「城下町的な中に、ワインとか織物などの地場産品が軒を連ねるようなエリアを設けてはどうか」などといった意見等も出されましたが、知事は、城下町的なものは、既にその雰囲気は失われ過ぎてしまっているから難しいとの考えを伝えていました。
最後に知事は、「やはり活性化の原点は個店が元気になることであり、そしてチャレンジ精神とアイデア、それが大前提になければならないと思う。これからも、出席された皆さんそれぞれが、商店街活性化のためにがんばってもらいたい」などと感想を述べ終了しました。
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県政ひざづめ談議結果概要(甲府市まちづくり関係者H22年5月21日)(PDF:289KB)