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ページID:32851更新日:2017年3月24日

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県政ひざづめ談議結果概要・就農定着支援研修生

 

開催日時:平成22年7月21日(水曜日)午後4時~

開催場所:山梨県農業共済会館

テーマ:新規就農を志して

 

今回の「県政ひざづめ談議」は、新規就農を目指し、各地域の農業者の下で技術支援研修等を受けられている皆さん11名と、新規就農への支援対策などについて意見交換を行いました。

対話に先立ち知事は、「農業への思いを強く持ちながら、アグリマスターの下で農業の研修を受けている皆さんには行政としても期待しているし、農業界からも大きな期待が寄せられている。将来は、“俺たちが山梨の農業を支えていく”、そういう心構えで研修に取り組んでほしい」などと、担い手育成を強く進めている思いを参加者に伝えていました。

対話が始まると知事は、参加者に農業に対する思いや考えなどを尋ねると、「農業用機材をレンタルするにしても、その機材を運ぶための運搬車がない。機材のレンタルと合わせて貸してもらえる制度ができないか」「耕作放棄地を貸してもらうにも、地域に根ざしていないとなかなか借りられない。例え借りられたとしても、そこを開拓するのに農業用機械が必要となるなど、かなりの資金や労力等が必要となり不安になる」などといった意見等が参加者から出されました。

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また参加者からは、「将来は観光農園をやりたいと思っている。しかし、まとまった農地を個人で見つけるのはなかなか難しい。貸してもらえる農地の情報をデータベース化して公開してほしい」といった要望や「農業をやりたい人はたくさんいる。そういう人たちが何を求め、考えているのかをしっかり掴んでいくことが担い手対策には大切」とか、「全体的に担い手に苦慮しているが、特にお茶に関しては高齢化が進み若い人がいない状況。5年後、10年後どうなるのか本当に心配している」といった意見等が出されました。

また別の参加者からは、「来年も同様の研修を行うのであれば、例えば果樹の場合、12月、1月からの予備剪定から始めたほうが良いのではないか。もっと言えば、土づくりから始めるのが来年度の準備だと思うので、そういう最初から行う研修としたほうが良いのではないかと思う」といった研修の開始時期に関する意見が出されたり、「農業で食べていくため、経営を成り立たせるためには、ある程度の農地規模が必要となってくる。各農業委員会と検討するなりして、行政区域を超えた農地の貸借という仕組みを考えていくことも必要。農地取得がスムーズに進むようでないと、今回の制度が生きてこないのではないか」などといった意見も出されました。

こうした参加者のさまざまな意見等に耳を傾けていた知事は、「土地を集約したり、機械化を進めるなどして、専業で食べていける強い農業をつくり出さなければならない」との考えを伝えながら、「就農し独り立ちすると販路開拓なども大きな課題となってくる。農業を目指している皆さんのこれからの道は、山あり谷あり、苦労が多いと思うが、農業はチャレンジするに足りる仕事だと思う。行政としても最大限応援していくので、ぜひがんばってもらいたい」と激励し終了しました。

県政ひざづめ談議結果概要(就農定着支援研修生H22年7月21日)(PDF:296KB)

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