ページID:33743更新日:2017年3月24日
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開催日時:平成22年9月21日(火曜日)午後2時30分~
開催場所:大津蔵(富士吉田市内)
テーマ:女性たちのまちづくり
今回の「県政ひざづめ談議」は、富士吉田市の本町通りの商店を経営している女性の方やそこに住んでいる主婦の方などが会員である本町大好きおかみさん会ほか11名の方々と、「女性たちのまちづくり」をテーマに意見交換を行いました。
対話に先立ち知事は、「皆さんは、商店街がだんだん厳しくなっていく中で一生懸命、活性化のために努力をしておられると聞いている。日頃、県政についてお感じになっていることをお聞かせいただければありがたい」と述べていました。
対話が始まると、参加者から、「県や市からの支援策を使いこなすだけの力量がある人がいないので、やる気があるまちづくりのスペシャリストを雇用していただきたい」とか「まちおこしをしたいと思っても、何をどういうふうにしていいのかわからないので、力を貸して引っ張ってくれる人が必要だ」といった意見が出されました。
これに対し知事は、「まちづくりには、人が一番大事で、全国どの町でもまちづくりがうまくいっているところは、中心になるリーダーにアイデアがあって、リーダーシップをとる人がいる。コンサルを使っているところもあるが、その町に住んで、先頭に立って、その町を良くしようという愛着を持っているような人じゃないといけない」と答えていました。
また、参加者から、「何年も放置されたまま活用されない古い空家と老朽化した家屋が町内にたくさんある。解体費用の補助や更地にした場合の固定資産税の減免を考えていただきたい」という意見がある一方で、県外出身の参加者からは、「古い街並みが好きで、この街に無性に住みたくなった。古い建物を壊さないで、活かせる建物はそのまま活かしてほしい」という意見も出ていました。
このほかにも、「情報提供の仕方をわかりやすくし、目に付きやすいメディアを使って、情報を外に向けて発信する必要がある」とか「歩いてみて、いい街だなと思われるように街の清掃から始めたほうが良いと常日頃から思っている」などの意見を知事に伝えていました。別の参加者からは、「地域に住む人、特に若い人たちが増えないと、やっぱりその街は良くなっていかないと思うので、若い人に空き店舗を利用してもらい、街に入ってもらいたい」といった意見が出され、これに対し知事は、「空き店舗を利用するのであれば、改修費や家賃の補助がある」ことなどを説明していました。
最後に知事は、「大変勉強になった。あれもやりたい、これもやりたいとお思いになっておられるが、なかなかうまくいかないといった悩みはよくわかる。しかし、行政がそれをすべてできるかというと、なかなかできないということもある。ただ、そうした自分の街を愛している人たちが何人もいて、一生懸命、街のことを考えて、悩み続けながら、いろいろなことを思考錯誤でやっていくことが大事である」などと感想を述べ終了しました。