ページID:72157更新日:2016年5月30日
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富士山は、平成25年6月、世界遺産として登録されました。それは富士山が、雄大さ、気高さ、美しさなどを基盤とし、信仰や芸術を生み出した山として、世界にふたつとない価値を持っているからです。
富士山が世界遺産(文化遺産)に登録されるのは、富士山の持つ「信仰の対象」と「芸術の源泉」を中心とした文化的価値が、世界遺産委員会が定める「世界遺産条約履行のための作業指針」に規定された評価基準に適合しているからです。評価基準は全部で10あり、富士山には下記の基準が適合しています。
【富士山に適合する評価基準】
(評価基準3.)
現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
顕著な普遍的意義を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある。(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)
世界遺産富士山の普遍的価値の解説 |