トップ > 県政情報・統計 > 知事 > 開の国やまなし こんにちは。知事の長崎です。 > 知事記者会見 > 知事記者会見(令和元年11月6日水曜日)
ページID:92280更新日:2019年11月7日
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本館2階特別会議室 13時00分から
発表事項 発表事項以外の質疑応答 |
知事
令和元年度県政功績者表彰について発表いたします。県政の各分野における功績が顕著である個人及び団体を、毎年県政功績者として表彰しておりますが、この度、令和元年度の受賞者を決定したところであります。受賞者は53名の個人で、その内訳につきましては、特別功績者1名、県政功績者52名であります。表彰式は11月20日(水曜日)に実施をいたします。
記者
先週、野生のイノシシから豚コレラが確認されましたが、そのことについてどう思われていますか。また、具体的な県の対応策は。
知事
先般、野生のイノシシから豚コレラが初めて見つかりましたが、周辺の県で野生のイノシシから豚コレラが発見されていたので、いよいよ来たかという感じです。感染防止策としての防護柵の設置を急ぐという事が1点と、防護策をしっかりやっても、野生のイノシシの糞を踏んでそのまま入ってくるなど、様々な感染経路があるようですので、豚舎に出入りする皆様の注意喚起を一層神経質にやっていきたいというのが1点です。野生のイノシシから見つかったことで、ワクチンの推奨地域に先月31日になりましたので、接種に向けて準備をしているところです。ワクチンを打てる体制になりましたら、速やかに対応していきたいと思います。
記者
豚コレラのワクチンについて、費用の補助などはお考えでしょうか。
知事
他県の事例をみますと、初回無料というところが多くあるので、そういうところを参考にしながらこれから考えていきたいと思います。
記者
風評被害の恐れもあるかと思いますが、消費者に対して呼びかけたいことなどあれば教えてください。
知事
あくまでも今回感染が見つかったのは、野生のイノシシです。その野生のイノシシが飼育している豚と接触しないように防護柵の設置や消毒の徹底などを訴えておりまして、現状山梨県の豚は問題がありません。ここは是非ご安心をいただきたいと思います。今後、更に万全を期すため、ワクチンの接種を行います。豚コレラは人には感染しない、豚コレラに感染した豚肉を食べても人の健康には影響はないので、その点は是非ご安心いただきたいです。ただそれが拡がってしまうと、養豚産業に極めて大きな打撃がありますので、山梨で育てている豚には豚コレラウイルスがうつらないように最大限の努力をしていきます。
記者
柵の設置について、どのくらい申請や設置が終わっているでしょうか。
課長
全ての農場で書類の手続きは終わりました。補助事業ですので手続きが煩雑でありますが、事前着工可能ということで、国の了解を得て皆さん発注したところです。ただ、まだ設置完了までは至っておりません。
記者
全部の施設で設置が終わるのはいつごろでしょうか。
課長
事前着工の手続きが了承されたのが今月の頭ですので、そこからしっかり動き始めております。
記者
知事が先ほど話された中では、防護柵の設置を急ぐということでしたが、これから促進させる対策はないのでしょうか。
課長
しっかりした柵を養豚農家におつくりいただくことと、今回感染したイノシシが発見されたところから10km圏内の農場については、県で保有しております電気柵をお渡しして、10km圏内は非常に感染率が高いという判断で、二重で防護ができるような支援もしております。
知事
養豚農家の早く柵を設置したいという思いは我々も共有していますので、できる限り早く設置したいと思います。
記者
先日、富士山でネット動画を中継しながら登っていて滑落する事故がありましたが、その事故についてどう思われるのかということと、閉山している時期に富士山を登る人に対する呼びかけはありますか。
知事
富士山は決して易しい山ではないので、十分注意をしていただきたいと思います。万が一の事があったときには捜索隊や救助隊が出るわけですが、その皆さんに対しても危険を生じさせてしまうことがあるので、是非、ご自身のことに加えて周りの皆さんのことも念頭に置かれて行動をしていただきたいと思います。我々としては、注意喚起をしていくわけですが、いつでも誰でも登れる安全な山ではないので、そこを認識して気をつけていただきたいと思います。
記者
台風19号で経済的に影響を受けた方に向けてメッセージはありますか。
知事
現在でもご自宅に帰れない方もいらっしゃるなど、県内の台風による影響は相当深刻な状態が続いていると思っています。まずはできる限り早く復旧をする。復旧工事を完了させるまでに1年では済まないような大規模な崩落もありますが、最速で復旧ができるように皆で力を合わせていこうということを、本日開催した災害復旧対策本部で話をしました。中小企業、観光関係、農業が大きな被害を被っているので、国の施策も併せて最大限のサポートをしていきたいと思います。国からも近日中に発表される対策もあるようですので、アンテナを高くしながら十分に取り込んでいって余すことがないようにしたいと思いますし、国の施策で足りないようなところは県でやっていく、県では力及ばないようなものがあれば、災害復旧策の創設を求めていきたいと思っています。
記者
観光業は、先般被害額が宿泊客で35億円と公表されましたが、宿泊客より日帰り客の方が観光消費額が多いという県の特徴を踏まえますとかなり大きな影響を受けたと思います。受け止めと対応策があれば教えていただきたいと思います。
知事
JRなどで山梨キャンペーンを行っていただいていましたが、台風で影響を受けましたので、キャンペーンの延長をお願いしているところです。日帰り客については、どのような対応がとれるかこれから検討していきたいと思います。今まで観光客が山梨に来られなかった状況でありましたので、復旧を最優先にしていましたが、これからはできる限りのキャンペーンを行い、山梨にお越しいただけるように取り組んで参りたいと思います。
記者
昨日、米軍機とみられる航空機が低空飛行をしていた目撃情報がありましたが、その件についてのご所感をお願いします。
知事
日本の航空法で定められている最低飛行高度は守られていると思いますが、住民が不安感を抱くことがないよう、飛行高度は厳守していただきたいのと、飛行の際は事前に地域に情報提供をしていただけるとありがたいと思います。
記者
今回の件に関して何か対応をされる予定はあるでしょうか。
課長
南関東防衛局の出先機関である吉田防衛事務所の方に、逐次確認した情報を提供しながら情報共有を図り、その上で防衛省からしかるべきところに要望をあげていただきたいと考えています。
記者
先日、饗宴の儀に参列されたと思われますが、ご感想とどなたとどのようなお話をされたかお聞かせください。
知事
新しい天皇陛下と皇后陛下の国の象徴にふさわしいたたずまいに大変強い印象を受けました。各県の知事が近くにいましたので、災害の話や子育て施策などについて情報交換いたしました。
以上