トップ > 県政情報・統計 > 知事 > 開の国やまなし こんにちは。知事の長崎です。 > 知事記者会見 > 知事臨時記者会見(平成24年3月26日月曜日)
ページID:42527更新日:2023年1月20日
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本館2階特別会議室 11時00分から
発表事項
山梨県石油協同組合との共同会見 |
知事
ただ今、山梨県石油協同組合と山梨県との間で「災害時における石油燃料の安定供給及び帰宅困難者支援に関する協定」を締結できたことを大変にうれしく思っております。
皆さんご案内のとおり、東日本大震災におきましては甚大な被害が生じたわけでありますけれども、特に発災時、応急復旧が必要な段階において石油燃料が不足して大混乱を来して応急復旧に大きな支障が生じた事態がございました。
また、東日本大震災時には東京などにおいて500万人ともいわれる帰宅困難者が発生いたしまして、被災の夜は大混乱を生じたわけであります。
本県におきましても、東海地震の切迫性が指摘されている中で、そのような対策をしっかりと打っていかなければならない状況にあるわけでございますが、この度、山梨県石油協同組合の皆さんと一緒に石油の緊急供給と帰宅困難者に対する対策を実施するについての協定を結ぶことができたことは本当に喜ばしいことだと思っているところであります。
こうした協定の締結に前向きにご協力いただいた山梨県石油協同組合の皆さんに心からお礼を申し上げる次第であります。
石油業の皆さんは厳しい状況の中で、大変ご苦労いただいているわけでありますが、このような公共面へご尽力いただくことに対しては、本当に我々としてはありがたいことだと思っております。これからも詳細について、よくご相談しながら、一旦緩急ある時に支障が生じないようにお互いに協力しながら対応していきたいと思っております。
山梨県石油協同組合のご発展をお祈り申し上げましてお礼のご挨拶といたします。
山梨県石油協同組合理事長
ただいまご紹介をいただきました、山梨県石油協同組合 理事長の輿石保でございます。協定締結にあたり一言ご挨拶を申し上げます。
東日本大震災の際には、山梨県においても、県民の方が不安を感じられての、行動だと思いますが、買い占めの行動をとられた方もいらっしゃいますし、またスタンドで一定量以上の給油について制限を行ったことから、お客様とトラブルになるケースもあったと聞いております。
東日本大震災以降、全国で地震が頻発しております。県下においても先日震度5弱の地震が発生したこともあり、大規模災害への関心が非常に高まっているものと考えております。
このような時期に、県内の事業者がそれぞれの可能な範囲で、燃料の安定供給や帰宅困難者支援を行えるよう、仕組みを構築していただいたことは、我々事業者にとっても、また、緊急通行車輌への優先給油や社会貢献活動が、県民にもご理解いただける機会として、大変ありがたいことだと感じております。
私たち石油販売事業者は、その地域との関わりは非常に強いものがあります。近隣や通勤、通学などでご利用いただくお客様に支持をいただいてこそ、営業を続けていけるという思いが強いものであります。
これまでも、地域において「こども110番の家」、「市民生活安全パトロール隊」、「普通救命士のいる店」などに取り組んで参りましたが、地域貢献を果たしてこそお客様商売が成り立つという思いを持っております。
景気が厳しい中ではありますが、事業者の責務として、災害時に地域の石油製品供給拠点となる災害対応型給油所の普及など燃料の安定供給を図るとともに、組合が行政と連携する取り組みも今後もさせていただき、これが地域経済の活性化にも繋げられればと思っております。
今後ともよろしくお願いを申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。
本日はありがとうございました。
記者
知事にお伺いしたいのですが、支援事項の中に災害対策上重要な施設への石油の供給と書いてあるのですけれど、具体的にはどういう施設を想定しているか教えていただけますか。
知事
重要な施設というのは応急復旧のために必要な施設ということであって、まず、第一は災害対策本部自体が必要な施設です。それから、地方の各市町村レベルでの連絡本部もあります。それから設備としては、防災行政無線の設備です。このようなものもやはり自家発電装置が必要であります。それから災害拠点病院です。これも自家発電がありますから、それに対する石油供給があります。そのような応急復旧に必要な施設、設備ということです。
記者
今回の協定で、燃料の安定供給とのことですが、これは優先的にとの意味なのか、それとも一定量確保するとの意味あいなのか教えていただきたいのですが。
山梨県石油協同組合理事長
災害は、いつくるか分かりませんので、通常の商売の中で、もし万一にあった場合、お客さんにご迷惑をかけるわけにもいきませんので、緊急車両には、優先的に給油をしていくため、お客さんには量が限られていますし、(ガソリンスタンドの)タンクは毎日満タンというのはございませんので、限られた量をできるだけ多くの方に供給できるような形で数量的に限定数量、限定給油という形をとっていきたいと思っております。
記者
組合の加盟の給油所の数、最新の数字をお願いしたい。
山梨県石油協同組合理事長
組合員は今、257(事業所)でございます。そしてその組合員257が支部としまして12支部に分かれてございます。そしてスタンド数は364箇所でございます。
以上