ページID:100065更新日:2024年12月23日
ここから本文です。
気候変動により想定を超える水害リスクが増大していることから、これまでの河川整備に加え、河川の外で雨水の流出を抑制する対策や、被害を軽減する対策などを組み合わせた流域全体での総合的な防災減災対策である「流域治水」の取り組みを推進しています。
気候変動により近年、激甚化、頻発化する水害に備えるためには、行政が行う河川整備に加え、流域のあらゆる関係者が協働して水害対策を行う「流域治水」の取組が重要です。
このたび県では、「流域治水」の取組を県民の皆様にご理解いただくため、山梨県の水害の歴史から近年の全国的な水害状況等を踏まえ「流域治水」への転換の必要性をわかりやすく説明し、流域内の企業や住民の皆様が自分事化として取り組んでいただくための啓発動画を制作しました。
下記ページで詳細を掲載しています。
山梨県/流域治水動画 (pref.yamanashi.jp)
「流域治水」は河川管理者だけでなく流域の自治体の関係機関や企業、住民の皆様と協力して取り組むことが重要です。
そこで今回、県民の皆様に広く「流域治水」を知ってもらい、対策に取り組むきっかけとなるよう、「流域治水」のパンフレットを作成しました。
流域のあらゆる関係者の意識醸成と目標や検討の進め方などの共有を図ることを目的として、基本的な方向性をまとめた「山梨県流域治水対策推進基本方針」を策定しました。
この基本方針に基づき、検討のモデルとする小流域において、県・国・市町村で構成する検討会により対策テーマに基づくアクションプランを検討策定し、「流域治水」の取り組みを加速していきます。
山梨県では、モデル小流域において、関係機関で構成する流域治水検討会を設置し、流域特性にあった効果的な対策について検討を行っております。令和4年12月に横川流域(国・県・南アルプス市)、令和6年2月に濁川流域(国・県・甲府市・笛吹市)、令和6年12月に新名庄川流域(県・忍野村)において、流域治水対策アクションプランが策定されました。今後は、このアクションプランに基づき流域治水対策を推進していきます。
流域名 | 関係市町村 | 資料 | 策定年月 |
(NEW) 新名庄川流域 |
忍野村 |
令和6年 12月 |
|
濁川流域 | 甲府市、笛吹市 |
令和6年2月 |
|
横川流域 | 南アルプス市 |
令和4年 12月 |