トップ > 組織案内 > 県教育委員会の組織(課室等) > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.0411久保田・道々芽木遺跡
ページID:65044更新日:2017年5月12日
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甲府市の遺跡(甲府城関連・曽根丘陵公園を除く)
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遺跡の概要久保田・道々芽木遺跡(くぼた・どどめぎいせき)は甲府盆地の北縁に位置します。平成12(2000)年に西関東連絡道路建設に伴い発掘調査が行われました。現在の山梨英和大学の正門付近と正門前のバスロータリー周辺が調査地に該当します。久保田・道々芽木遺跡からは主に弥生時代後期~平安時代の遺構・遺物が多数検出されました。 所在地:甲府市横根町 時代:縄文~中世 報告書:『久保田・道々芽木遺跡-新環状・西関東道路建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書-』山梨県埋蔵文化財センター調査報告書第197集2002年3月 調査機関:山梨県教育委員会・山梨県埋蔵文化財センター 久保田・道々芽木遺跡から出土した金属製品この写真は久保田・道々芽木遺跡の久保田1区、第5号住居から出土した金属製品です。何だと思いますか。 もう少しよく観察してみましょう。表面の装飾は何に見えますか。これはセミと考えられています。(本製品に限らず海老錠には昆虫などの装飾が施されることがあります。)また、明るく見える部分は金メッキが施された部分です。製作時は全面が金で覆われ、まばゆい光を放っていたことでしょう。この海老錠は単なる錠前ではなく、それ自体が装飾品としての意味を持っていたものと思われます。 本製品は山梨県立考古博物館で展示しています。ご来館の折には是非ご覧ください。
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