トップ > 組織案内 > 県教育委員会の組織(課室等) > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.0185倉山B遺跡
ページID:24593更新日:2017年5月19日
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甲府市の遺跡(甲府城関連・曽根丘陵公園を除く)
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考古博物館・埋蔵文化財センターの南西にある米倉山一帯は、旧石器時代から古墳時代にかけての遺跡の宝庫として、古くから知られています。 所在地:甲府市下向山町 山梨最古の須恵器平成3年の発掘調査では、直径70センチほどの土坑(どこう-あな)から須恵器(すえき)が出土しました。わざと割られたような状態で、破片をつなぎ合わせると口径57センチ、胴(どう)の部分の直径が80センチほどもある大きな甕(かめ)になりました。近くの土坑からも破片が出土し、つながったものもあり、底の部分まで形が残っていれば、高さが1メートルくらいの大きなものになります。 「須恵器」は、朝鮮半島から伝わった窯(かま)で焼かれた焼き物で、日本では古墳時代中期の初め(今から1,600年前)頃から大阪府にある「陶邑(すえむら)」と呼ばれる窯で作られ始められました。その後、平安時代後期(今から1,000年前)まで1,000を超える窯で焼かれた須恵器は、全国各地へ運ばれました。
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