トップ > 組織案内 > 県教育委員会の組織(課室等) > 埋蔵文化財センター_遺跡トピックスNo.0238音羽遺跡
ページID:31544更新日:2017年5月16日
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甲府市の遺跡(甲府城関連・曽根丘陵公園を除く)
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遺跡の概要音羽遺跡は、甲府盆地を北西から南東に向かって流れる荒川によって形成された扇状地上の静閑な住宅地に広がる遺跡です。
硯(すずり)について古代から、紙・墨・筆・硯(すずり)、これら四点は「文房四宝(ぶんぼうしほう」と呼ばれ、筆記用具として役所や寺院等で主に使用されていました。その中でも硯は大変貴重なもので、奈良時代には「すみすり」とよばれ、平安時代に「すずり」として呼ばれるようになりました。
転用硯とは?硯は、時代や時期によって特徴があり、石製、陶製、木製など、その材質や形も多様性に富んでいます。このほかに、壊れてしまった須恵器の皿や蓋を硯として再利用する転用硯とよばれるものもありました。 転用硯は8世紀の奈良時代に多く見られ、「生活用具」として使用していた皿や蓋(ふた)、甕(かめ)が壊れてしまい、その破片を再利用して、貴重であった硯として転用し、使用していたものと思われます。
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