ページID:102365更新日:2021年12月16日
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防災新館401,402会議室 11時30分から
発表事項 発表事項以外の質問事項
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知事
本日、11月定例県議会に予算案1件を追加提出することといたしました。
国においては、先月26日に「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」を盛り込みました補正予算案を閣議決定したところであります。
本県におきましても、これを最大限活用し、特に緊急性の高い事業につきましては、早期に開始ができるように、追加の補正予算を提出するものであります。
補正予算額は25億円余、その内容は大きく2点となっております。
1点目は、無料で受けられる検査の拡充です。
現在、国においては、ワクチン接種あるいは検査での陰性証明を条件に、飲食やイベントなどの行動制限を緩和する「ワクチン・検査パッケージ」の導入が進められております。
この制度の開始に当たりまして、健康上の理由や年齢によってワクチンを接種できない方がいることから、こうした方々が医療機関で検査を受ける場合には、その費用を無料とするべく予算措置を講じて参ります。
対象となりますのは、アナフィラキシーの既往歴があるなどの理由があり、医師による証明を受けた方、あるいは接種ができる年齢に達していない12歳未満の子供など、やむを得ず接種を受けられない方を対象といたします。
また、感染拡大時には、ワクチン接種の有無にかかわらず、感染の不安がある方は、薬局において無料の検査を受けられることといたします。風邪症状のある方は、これまでと同様、医療機関を受診していただく必要がありますので、今回の検査の対象は、無症状の方のみとさせていただきます。
いずれも予算を議決いただいた後、年内の検査開始を目指し、早急に準備を進めて参ります。
2点目は、生活が苦しい方々への自立支援金の支給であります。
生活福祉資金の特例貸付が受けられなくなった世帯に対しましては、本年7月から最大30万円の自立支援金を給付して参りました。今後、国の制度改正に合わせまして、支援金の申請期間を延長するとともに、2回目の支給を受けられることとし、より手厚い支援を行って参ります。
以上が11月定例県議会の追加提出案件の概要であります。
記者
今回、検査無料の対象になる回数や人数をどのくらいに想定しているのかということと、感染拡大時という基準は、何人以上になったらなどの基準があるのでしょうか。
課長
「ワクチン・検査パッケージ」に関する検査の回数は、積算上4万9千回を想定しています。
知事
感染拡大時のタイミングに関しては、特措法に基づく協力要請をゴーサインとして行います。この協力要請は、感染アラートが黄色レベル、人口1万人当たり感染者1.5人以上とする予定でいます。
記者
今、グリーン・ゾーン施設で要件を緩和していますけれども、それへの陰性証明にも使えるのでしょうか。
知事
もちろんです。
記者
グリーンパスでの要件緩和の条件で、オミクロンを想定して、ドラッグストアでの検査は使えずに、医療機関のみにしています。今回のワクチン・検査パッケージの方は、医療機関を対象とするということになっているのでしょうか。
知事
そうですね。
推進監
同じようにオミクロン株等の影響も考慮しまして、今回のワクチン・検査パッケージの方につきましても、医療機関等で行うPCR検査あるいは抗原定量検査と考えております。
以上