トップ > 組織案内 > 知事政策局 > 広聴広報グループ > 新型コロナウイルス感染症に関する知事からのメッセージ > 知事からのメッセージ(令和2年7月8日水曜日)
ページID:95821更新日:2020年7月24日
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○「令和2年7月豪雨に当たって」
この度、九州、長野県、岐阜県において大変な事態になっておりますが、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。
また、行方不明の方もいらっしゃると伺っております。一刻も早く御無事が確認できることを心からお祈りする次第です。
山梨県では、現状は大きな災害には至っておりませんが、今は止んでいる雨も、天気予報によれば明日未明にまた降るということで、土砂崩れの危険性がある地域の皆様には、早めの避難をしていただければと思います。
県におきましても、必要な体制を構築して、状況を注視して参ります。
○「新型コロナウイルス感染症対策について」
まずは、感染症防止にかかる協力要請であります。山梨県におきましては、これまで感染症予防に関しまして、新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条9項に基づきまして、県民の皆様及び事業所の皆様に対しまして協力の要請をしているところでありますが、この要請期間が7月9日までとなっておりますので、昨今の本県あるいは近隣の感染状況を踏まえまして、この要請を7月31日まで延長したいと考えております。
山梨県におきましては、新規患者の発生が散発はしておりますが、比較的落ち着いている状態であります。発生状況には特色があり、感染経路が不明であるものがほとんどであるということです。したがって、市中感染の可能性があるということで、県民の皆様におかれましては、基本的な感染防止のための行動を引き続き徹底をしていただきたく思います。
感染経路が不明ということは、点で終わっていて連鎖していないということも言えるかと思います。これは、県民の皆様の御努力に加えまして、各事業所の皆様が感染予防対策を講じていただき、休業要請の対象となっている業種の皆様におかれましては、個別解除のための算段を講じていただいていることが成果に繋がっているのではないかと思っております。
東京におきまして連日100人を超える感染者が発生している中で、千葉県、神奈川県、埼玉県では東京由来の感染者が増えていると報道がされております。山梨県も東京都と近いので、いずれこの波が押し寄せてくることは避けられないと思っておりますので、こういったことも踏まえまして、協力要請の期間を7月31日まで延長させていただきたいと思います。
御理解をいただくとともに、引き続きしっかりとした感染予防に向けた行動をお願い致します。
次に、その一環と致しまして先般来取り組んでおりますグリーン・ゾーン構想の認証マークが決定しましたので、御紹介致します。
(マークを示して)これが新たにできたもので、色彩はグリーンを基調と致しまして、グリーン、あるいはグッドに繋がるGの文字をアイキャッチとして左側に配置致しまして、右側にはQRコードを表示しております。このQRコードは、利用者の皆様が、施設の感染予防策を参照するためのもので、これを大きく配置して、安心と信頼の象徴としております。
背景画像には富士山を織り込んでおりますが、この運動は山梨だけではなく、本来あらゆる地域で行っていくべきものであると私は思っておりますので、各地それぞれで、ご当地ナンバーのような工夫をして使えるように、考えて作っております。
昨日までに70件を超える申請をいただいておりまして、今後しっかり現地調査をした上で、この認証マークを付与していくことになりますのでよろしくお願い致します。
3点目でありますが、接触確認アプリの本県での活用のあり方についてであります。新型コロナウイルス接触確認アプリが、6月19日から全国で運用が開始されております。本県におきましては、早期発見早期治療の観点から、このアプリで、陽性者との接触が確認できた場合には、症状の有無にかかわらず、全員にPCR検査を実施できるようにしていきたいと考えております。
全国的な対応では、接触確認の通知があった場合に、身近な方に有症状者がなしの場合は、2週間の健康観察をしてくださいという表示が出るものですが、山梨県におきましては、この接触確認通知があった全ての方に、是非保健所に連絡を取っていただき、この接触確認アプリの通知があったとおっしゃっていただければ、ご本人の症状の有無にかかわらず、全員、PCR検査を受けていただくことにしていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。(モニターに表示しているものと)実際のアプリは違う表示が出ますが、アプリに接触確認の通知があった方は、速やかに、ぜひ、保健所にご一報いただくよう、お願いを申し上げます。新型コロナウイルス感染症に関する対応につきましては以上であります。