トップ > 組織案内 > 知事政策局 > 広聴広報グループ > 新型コロナウイルス感染症に関する知事からのメッセージ > 知事からのメッセージ(令和4年9月7日水曜日)
ページID:105973更新日:2022年9月13日
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まず新型コロナウイルス感染症に関する本県の感染状況について申し上げます。
先月31日から昨日までの新規感染者数4298人、前週と比較しまして2534人の減となっております。1日あたりの新規感染者は、昨日まで14日連続で、前の週の同じ曜日を下回るなど、ようやく減少局面に入ってきたと考えております。
これは医療従事者の皆様のご尽力、そして県民の皆様のご理解、ご協力の成果でありまして、心から感謝を申し上げる次第であります。
一方で、第6波のように、新規感染者数が増減を繰り返す場合もありますので、感染状況は引き続き慎重に見極める必要があろうと考えております。高い警戒感を持って対応すべき状況が、引き続き継続してると認識をしております。
県といたしましては、いかなる感染状況下にありましても、必要とする人に必要な医療を届けると、これをしっかりと堅持し、県民の皆様の命を守るべく、最大限の努力を行って参ります。
以下は、本日までに進展がありました事項につきまして、ご報告を申し上げます。
まず、オミクロン株対応のワクチンについて申し上げます。
先週、岸田総理より、オミクロン株に対応した新しいワクチンにつきまして、「10月中に予定する接種開始をさらに前倒しをする」とのご発言があったところであります。
この新しいワクチンに関しまして、先般、厚生労働省から、配送数量と、具体的な配送スケジュールが示されました。
山梨県に対しましては、ファイザー社製ワクチン約18万5000回分、モデルナ社製ワクチン約1万3000回分、合計19万8000回分が配送されることとなります。
スケジュールといたしましては、9月19日の週に約7万3000回分、9月26日の週にも、同じく、およそ7万3000回分、10月3日の週には5万1000回分が配送される予定となっております。
また、厚生労働省からは、今回配送するワクチンにつきましては、まず、4回目の接種の対象となっている高齢者、或いは医療従事者などの皆様のうち、まだ接種を受けていない方々に、優先的に接種を行うこととしております。
そして、この対応に一定の完了が見込まれるような状況になったところで、12歳以上で1回目、2回目の接種を終えた方に接種することが示されております。
本県といたしましては、市町村に迅速かつ確実にワクチンをお届けするため、国との調整を行うとともに、県民の皆様に対しまして、いち早く接種機会を提供できるように、各市町村に対しまして、接種券、或いは会場手配などの「準備の前倒し」をお願いをしたところであります。
次に、大規模接種センターについて申し述べます。
大規模接種センターにおける8月の接種実績ですが、21日間で約5000人の方に接種をしていただきました。その内訳は、10代の方が約3割となっております。多くの若年層の方にも接種をしていただきました。
県では、今月、9月も、毎週金曜日、土曜日、日曜日、祝日にイオンモール甲府昭和に大規模接種センターを開設しております。
まだ接種を済まされていない方は、できる限り早めに接種をしていただきますよう、改めてお願いを申し上げます。
なお、国では、4回目接種対象者について、接種可能な時期となった際には、新たなオミクロン株対応ワクチンを待たずに、速やかに接種をしていただくことを推奨しておりますので併せて申し述べます。
この大規模接種センターでは、4回目接種も可能ですので、ご利用いただきたいと思います。
そして最後に、この新型コロナウイルス感染症にかかる後遺症に関する調査について申し述べたいと思います。
新型コロナウイルス感染症の後遺症については、いくつかのそういう声も寄せられているところでありますので、県として本格的な調査を行うことといたします。
この調査範囲、或いは手法につきましては、専門的見地から、今、検討しているところでありますので、この検討がまとまり次第、速やかにこの調査を実施したいと思います。
併せまして、その後遺症に関する相談、診療体制の整備も行って参りたいと考えております。
加えまして、今現在、これ(後遺症)に関しましては、極一部の紹介状をお持ちの方は、山梨大学附属病院で診ていただいておりますが、より多くの方が、まず相談ができて、そして必要に応じてこの診療をしっかりと受けられるように、その体制について、医師会はじめ医療関係の皆さんとご相談をしていきたいと思います。
併せまして、この後遺症ですが、だるいとか、頭がぼうっとして物が考えにくいですとか、そういう相談内容がすでに寄せられているところでもありますので、しっかりとした調査とあわせまして、県民の皆様に対して、情報提供と情報共有をしていくこと。
それから学校ですとか、職場において、不利益な取り扱いを受けないように、関係者との情報共有などの環境整備、これも併せて検討して参りたいと思います。
以上につきましては、概要が取りまとまり次第、また改めてこの場においてご報告を申し上げたいと思います。