トップ > 組織案内 > 知事政策局 > 広聴広報グループ > 新型コロナウイルス感染症に関する知事からのメッセージ > 知事からのメッセージ(令和4年11月1日火曜日)
ページID:106586更新日:2022年11月9日
ここから本文です。
まず直近の病床使用率ですが、昨日時点で12.1%と、大きな上昇は見られず、医療提供体制には一定程度の余力が確保できている状況でございます。
なお、昨日までの1週間の新規感染者数2264人、前週と比較いたしまして、579人の増加となっております。
増加している年齢層を分析いたしますと、60代に関しましては1割強、重症化リスクの低い発生届対象外の方、こちらが全体の8割以上となっております。
中でも、20代以下が増加数の半数以上を占めているということで、特徴が顕著になっております。
この増加の著しい20代以下のワクチン接種率を見ますと、3回目接種が20代で56%、19歳から12歳で41%、11歳以下は2回目接種率が19%となっておりまして、他の世代に比べて接種が進んでいない状況であります。
こうしたことから、これらのワクチン接種率の低い世代を起点に、他の世代に感染が拡大しているということも、そういう見方もできるのではないかなと、このように認識をしている次第であります。
こうした状況のもと、近隣の都県におきましては、「BQ.1」、或いは「XBB」などの新たな変異株がすでに確認されております。
WHOによりますと、現時点では、従来のオミクロン株と比べまして、実質的にリスクが高いという疫学的証拠はないようではありますが、警戒感を持って臨まなければならないと考えております。
以上のことから、まず、県民の皆様におかれましては、再び感染急拡大に転じないように、基本的な感染防止対策の徹底、特にこれから気温が低下して参りますので、暖房の最中にもったいない、という気持ちは重々理解できますが、さはさりながら、ぜひ換気をおろそかにせず、定期的に換気を徹底していただきますよう、ぜひお願いしたいと思います。
また、自らを守り、そして、周囲の大切な方々を守るための防壁となるワクチン接種へのご理解・ご協力を賜りますよう、重ねてお願いいたします。
特に、先ほど申し上げましたとおり、12歳から19歳、或いは20歳代の接種率は、大変低い状況にとどまっている次第であります。
また、11歳以下の小児につきましては、2回目接種を終えた方の接種率が2割弱と、接種がほとんど進んでいない状況にありますので、この世代の方々につきましては、是非とも早期接種に向けた検討をお願いしたいと思います。