トップ > 組織案内 > 知事政策局 > 広聴広報グループ > 新型コロナウイルス感染症に関する知事からのメッセージ > 知事からのメッセージ(令和4年8月23日火曜日)
ページID:105826更新日:2022年8月30日
ここから本文です。
まず本県の感染状況について申し上げます。
1日当たりの新規感染者数、17日は1593人、18日は1662人と、連日過去最多を更新しております。
また、今月15日から21日までの1週間の新規感染者等につきましても、9349人と、過去最多を更新いたしました。
病床使用率ですが、昨日時点で51.2%と、高止まりとなっております。大変厳しい状態が続いています。
患者数の急激な増加に伴いまして、昨日時点の療養者数ですが、9900人を超えておりまして、引き続き最大限の警戒をしなければならない状況であります。
山梨県といたしましては、このような状況下におきましても、必要とする人に必要な医療を届ける体制を何とか堅持をし、県民の皆様の命を守り抜くべく、最大限の努力を行っております。
今日は、本日までに進展をみた点につきまして、ご報告をいくつかいたします。
まずワクチン接種に関しては、夏休みを利用したワクチン接種について、県設置の大規模接種センターで、今月は3500人を超える方に接種していただきました。
中でも、10歳代の方が全体の約3割を占めており、若者世代が積極的に接種していただいておりますので、これは大変心強く感じる次第であります。
県では、より多くの県民の皆様にワクチン接種を受けていただくべく、9月も県内大型ショッピングセンターに予約不要の大規模接種センターを設置し、合計13回の接種機会を提供することといたしました。
まだ接種を済まされていない方は、ぜひこの機会を利用して、接種をしていただくようお願い申し上げます。
また、先月22日、4回目のワクチン接種の対象者につきまして、高齢者、或いは基礎疾患のある方に加えて、医療従事者や高齢者施設、障害者施設の従事者にも拡大されました。
県では、医療従事者や施設従事者のワクチン接種を進めるため、山梨大学医学部附属病院のご協力をいただき、約4800人の接種枠を設け、先週17日から始まっておりますが、9月9日までの間、施設や職域単位での接種を実施しております。
高齢者施設等におきましては、ひとたび感染すると重症化してしまうリスクの高い方々が、数多く入所しておられます。
ぜひこの機会を活用して、積極的に接種していただくようお願いいたします。
次に、医療提供体制の強化につきまして申し上げます。
先般、韮崎市立病院から12名、山梨赤十字病院からは新たに1名、合計13名の先生方に、ホームケア協力医のご登録をいただきました。
これにより、総勢約210名の先生方に自宅利用者の健康観察をしていただけることとなりました。心から感謝を申し上げます。
次に、市販解熱剤の配送事業につきまして申し上げます。
県民の皆様には、限られた医療資源を優先度の高い方々に集中的に投入していくため、「あらかじめの備え」と、症状に応じた「適切な手段の選択」をお願いしているところであります。
夜間に急な発熱があり相談された方が、解熱剤の購入を希望するような場合には、夜間まで営業しているドラッグストアを案内する対応も、これはすでに始めているところであります。
今般加えまして、深夜にご自身で解熱薬をどうしても買いに行けない方に対しまして、8月29日から当面の間ですが、薬代と配送手数料をご負担していただくことで、ご自宅に配送するサービスを行うことといたしました。
詳しくは後ほど説明があろうかと思いますので、お聞きいただければと思います。
ぜひとも、「あらかじめの備え」と、繰り返しになりますが、症状に応じた「適切な手段の選択」、何卒よろしくお願いを申し上げます。
先ほどの共同メッセージにもありましたように、まさに医療資源は、ぎりぎりの状態を超える状況となりつつあります。
ぜひ、ご自身にも降りかかってくる話でありますので、「あらかじめの備え」と、「適切な手段の選択」、安易に救急車を呼ばれたり、或いは、安易に夜間に受診をしたり、ということは、ぜひ重症化リスクのない方に関しましては、お控えをいただきたいと思います。
最後に、高齢者施設等へのエアロゾル感染対策についてです。
すでにご案内のとおり、高齢者施設・障害者施設等では、多くのクラスターが発生していることから、これらの施設の換気対策を強化するため、空気清浄機やCo2濃度測定機などの導入に対しまして、部屋の広さに応じ、一定金額まではご負担なしで購入できる助成制度を創設したところであります。
具体的には、7月から9月末までに発注したHEPAフィルタ付きの空気清浄機、或いは、二酸化炭素濃度測定器などが対象となっております。
合わせまして、小売店など日常生活に密着した対人サービスを行う施設向けの助成制度につきましても、同様の機器を対象に、申請期限を10月末まで延長し、明後日25日から受付を再開することといたしました。
冒頭申し上げましたように、新規感染者は高止まりとなっております。一刻を争う状況にあります。事業者の皆様におかれましては、速やかにこれらの機器を購入していただくようにお願い申し上げます。