トップ > 組織案内 > 知事政策局 > 広聴広報グループ > 新型コロナウイルス感染症に関する知事からのメッセージ > 知事からのメッセージ(令和5年1月23日月曜日)
ページID:107740更新日:2023年2月1日
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まず、感染状況ですが、病床使用率は、昨日24時現在で39.0%、直近1週間では40%前後の水準となっております。
また、先週17日から本日までの1週間当たりの新規感染者数につきましては、前週比で2204人の減となっており、年末年始の増加傾向が一服し、比較的落ち着きを取り戻しつつあると、このように認識しております。
インフルエンザに関しましても、今月9日から15日までの1週間の定点医療機関当たりの患者数ですが、3.12人と依然として「流行期入りレベル」であるものの、1定点医療機関当たり10人を超える「注意報レベル」には至っておりません。
一方で、医療機関、或いは高齢者施設等におきましては、依然としてクラスターが頻発しております。
また、救急搬送困難事案の発生件数も高い水準で推移しております。二次救急病院を中心に、医療提供体制は大変厳しい状況が続いております。
加えまして、先週ですが、欧米を中心に感染が拡大しておりますオミクロン株の亜系統BQ.1.1ですが、県内でも新たに確認されたところでございます。今後の感染動向に注視が必要な状況であります。
そこで県民の皆様に対しましてお願いを申し上げます。医療提供体制を守っていくために、今しばらくですが、マスクの着用、手指消毒、定期的な換気などの基本的な感染対策を是非、実行していただきますようお願いをいたします。
また、1月末を期限としております臨時特別協力要請ですが、ここでお願いをしておりますとおり、高齢者など重症化リスクが高い方の早めの受診、高齢者・障害者施設における点滴・抗ウイルス薬の投与などの医療行為が可能な体制整備、或いは退院者の速やかな受け入れ、そして可能な限り平日・日中に受診し、判断を迷う場合は119番の前にかかりつけ医や受診相談センターへの相談をしてくださいという趣旨のご協力を重ねてお願い申し上げます。
なお、経口抗ウイルス薬の「パキロビッドパック」の投与についてですが、これまでも会見を通じまして、有効活用をお願いしてきたところでありますが、残念ながら、なかなか使用実績が伸びておりません。
このため、診療される医師の先生方におかれましては、改めて積極的な投与の検討をお願いしたいと思います。
また、ワクチン接種につきましても、来月以降も引き続き、イオンモール甲府昭和に大規模接種会場を設置いたします。是非ご利用いただきたいと思います。
インフルエンザの予防接種につきましても、先日、追加対策としてお示しをしましたとおり、高齢者や重症化リスクの高い方につきましては、自己負担なしで接種できるようにしておりますので、是非とも積極的に接種をしていただきたいと思います。
なおこうした中、本日新たに城東病院さんで、コロナ専用病床を7床確保していただきました。この確保された病床につきましては、主に新型コロナウイルス感染症で救急搬送された入院患者さんのうち、急性期を脱した方の転院先として活用し、救急病院の病床逼迫の緩和を図っていきたいと考えています。
城東病院の院長先生はじめ、医療スタッフの皆様には、改めて感謝を申し上げる次第でございます。
県では、今後も、県民の皆様の健康や命を守るため、医療機関の御協力をいただきながら、必要な医療提供体制を確保して参ります。