トップ > 組織案内 > 知事政策局 > 広聴広報グループ > 新型コロナウイルス感染症に関する知事からのメッセージ > 知事からのメッセージ(令和2年7月29日水曜日)
ページID:95966更新日:2020年8月4日
ここから本文です。
このたび、新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条第9項に基づく協力要請の期限を、8月31日まで延長致します。
本県は、新型コロナウイルスの感染拡大防止を図るため、県民の皆様、事業者の皆様への協力要請を継続してきておりまして、皆様の御協力によりまして、現状、感染爆発といった状況には至ってはおりません。
しかしながら、東京を中心に首都圏におきまして、新規感染者数が増加していることから、隣接する本県としては、緊張感をもって警戒を続ける必要があると考えております。
このような認識の下に、現在の協力要請を緩めることは適切ではないと判断した次第であり、期限を8月31日まで延長させていただきます。
県民の皆様におかれましては、感染リスクの高い場所へ外出される際には、夜の街などで十分な感染防止対策をしていないお店の利用はぜひとも避けていただくなど、より一層注意して行動をしていただくようお願い申し上げます。
併せて、日常から人混みや3密のある場所の回避、あるいは身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いなどの基本的な感染対策を引き続き徹底していただきたく思います。
また、接触確認アプリ、COCOA(ココア)の利用などについてもぜひともよろしくお願い致します。
「うつらない」「うつさない」ための行動を、どうか十分御留意をいただきたいと思います。
また、事業者の皆様に対しましては、休業要請の個別解除の前提となっておりますガイドラインの遵守の徹底を引き続きよろしくお願い致します。
また、休業要請の対象施設となっていない施設につきましても、感染拡大防止対策の徹底を引き続きお願い致します。
特にスーパー、あるいはホームセンター、百貨店など、県内外の多くの方が来訪される施設におきましては、ぜひとも、来訪者のマスクの着用、あるいは検温などを徹底していただきたく思います。
県と致しましては、これらの施設を訪れるお客様に対しまして、マスク着用の徹底を促すポスター、併せまして象徴的な意味合いではありますが、忘れたお客様用にマスクの配布を行うことを検討して参ります。
また、来訪者を呼び込むために重要な要素となります安全、そしてそれに対する安心を公的に示す、グリーン・ゾーン認証の取得につきましても、ぜひとも積極的に向き合っていただきたく思います。
なお、県におきましては、早期発見・早期治療を徹底するべく、引き続き医療提供体制の強化に尽力して参ります。
現段階におきまして、ピーク時の入院患者の受け入れ病床につきまして、目標250床ですが、このうち6病院170床につきましては、既に確保合意済みであります。
残り80床につきましては、現在4病院と最終調整をしているところであります。
宿泊療養施設につきましては、目標100部屋につきましては既に確保をしているところでございます。
検査体制でありますが、県の衛生環境研究所と各医療機関を併せまして、現時点で1日当たり約260件の検査能力まで拡充をしております。これを速やかに300件まで拡充して参りたいと思います。
加えまして、感染拡大防止と経済活動を両立させるグリーン・ゾーン構想の推進を強化し、超感染症社会への移行を加速させていきたいと思っております。
少なくともここしばらくの間は、コロナの脅威との共存を余儀なくされるわけであり、こういう状況の下、行動制限による対応は、現在、あるいは将来に向けた希望を、あるいは見通しを人々から奪うものであり、これは最終最後の手段であるべきものだと考えております。
要は、感染拡大防止をいかに徹底できるか、このことこそが本質であり、感染拡大の防止と、感染者の早期発見・早期治療そして早期回復、この組み合わせこそが、本県が歩むべき方向性であると考えております。
その核となりますグリーン・ゾーン認証制度につきましては、1件でも多くの県内事業者の皆様に認証取得をしていただくために、さらなる普及啓発はもちろんのこと、取得を容易にする補助制度などのサポート、さらにはGo To イートなど関連施策との連動による、いわば認証取得を売上の拡大に直結するような仕掛けづくり、こういうものを行いつつ、認証システムの信頼性確保を大前提とする中で、詳細については現実の実務に合うよう、不断の見直しを行っていきたいと考えております。
県民の皆様、事業者の皆様そして県が官民一体となって、これまで感染拡大防止対策に取り組んできたわけでありますが、この努力は遠からず真価を発揮し、他県にない付加価値として国内外に認知されることにより、本県をこのポストコロナにおいては一段高いステージに持ち上げ、県民一人ひとりの豊かさに寄与することに繋がると、私はそのように確信をしております。
引き続き、御負担をおかけいたしますが、何卒御理解の上、御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。