トップ > 組織案内 > 知事政策局 > 広聴広報グループ > 新型コロナウイルス感染症に関する知事からのメッセージ > 知事からのメッセージ(令和3年2月12日金曜日)
ページID:98788更新日:2021年3月10日
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初めに、県内の感染状況についてですが、直近1週間の感染者数は11名、入院患者数は18名となり、先月と比べますと、落ち着いた状況が続いております。このような感染状況、あるいは、明日13日から改正新型インフルエンザ等特別措置法が施行されることなどを踏まえまして、昨年5月以来、一貫して継続して参りました特別措置法第24条第9項に基づく休業の協力要請は、本日をもって終了し、今後はグリーン・ゾーン認証制度に一本化することと致します。
本県の感染症対策の根幹というものは、感染症に対する社会的な強靱さを積み上げていくことにあるわけですが、現在、休業の要請をお願いしております対象施設の大多数が、既に個別解除を取得、あるいは申請され、また、やまなしグリーン・ゾーン認証制度も大変浸透が進んでおります。県全体の感染防止対策の底上げ、超感染症社会への大きな前進が見られているところであります。
今後とも、この感染症に強い、超感染症社会の形成を強靱に進めていき、安全安心を山梨の新たな付加価値として、全国、あるいは全世界に発信していくためにも、引き続き、事業者の皆様と行政が力を合わせて、感染防止対策の徹底に力を注ぐことが重要であります。
このような観点から、今後は、これまで実施して参りました個別解除の仕組みを、グリーン・ゾーン認証制度に取り込み、一本化をし、本県独自の感染症対策として、更なる進化を図って参りたいと存じます。詳細につきましては、後ほど事務方から御説明申し上げます。
繰り返しになりますが、昨年5月以来、緊急事態宣言解除後も、全国で唯一、本県は休業協力要請を継続してきたところですが、これまで大変長期にわたりまして、多くの事業者の皆様が感染防止対策にご尽力をいただきました結果、感染の急拡大に一定の歯止めをかけることができたと考えております。
私ども山梨県は、東京都のみならず、神奈川県、要は緊急事態宣言地域に隣接しているわけでありますが、その中でも感染制御がしっかり効いて、人口当たりの感染者数も、全国的に低い水準にとどめることができているわけです。これも、多くの県民の皆様、そして事業者の皆様から多大な貢献をいただいた成果であります。このことに対しまして、改めて深く感謝を申し上げます。
繰り返しになりますが、こういった感染症対策を徹底していただき、休業要請の個別解除を受けられてきた事業者の皆様のご努力、その積み重ねというものは、我が県にとりまして大切な財産である、私はそのように申し上げたいと思います。
個別解除施設の皆様におかれましては、今後は形は変わりますけれども、グリーン・ゾーン認証施設として、引き続き、地域社会を守る、感染症対策の先導役を、ぜひとも担っていただきたいと思います。
超感染症社会の実現、そして、来るべき反転攻勢に向けまして、私ども山梨県は歩みを止めることはありません。そのためにも、県も全力で、事業者の皆様を支援し、また今後も、制度の不断の見直し、進化を図って参りたいと考えます。
県民の皆様の引き続きの御理解、御協力を賜りますよう、改めてお願い申し上げます。