トップ > 組織案内 > 知事政策局 > 広聴広報グループ > 新型コロナウイルス感染症に関する知事からのメッセージ > 知事からのメッセージ(令和3年3月25日木曜日)
ページID:99081更新日:2021年3月31日
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まず、県内の感染状況についてですが、最近1週間の感染者数は1名、入院患者数も1名となっており、大変落ち着いた状況が続いていると認識しております。改めまして、県民の皆様の感染対策への御協力に感謝申し上げる次第であります。
一方で、最近、夜の街角で、特に若い方々が、大騒ぎしながら飲み歩くような事も散見されるところであります。大変憂慮しております。
誤解のないように申し上げますが、我々のこれまでのメッセージは、あくまでも感染防止対策の徹底が大前提であり、むしろそのためのお願いであると御理解をいただきたいと思います。無制限に飲んで騒いでくださいと言っているわけでは全くありません。再び感染が拡大した場合には、より厳しいお願いをさせていただくことになりかねません。詳細は、後ほど福祉保健部長から説明申し上げますが、油断せずに感染防止対策のルールを徹底していただきますようにお願い申し上げます。
繰り返しになりますが、多くの皆様の高い意識と我慢と御努力によりまして、この状況が実現できているわけであります。決して山梨からコロナウイルスが消えてしまったわけではありません。他県では、引き続き時短営業の要請をしたり、様々な苦労をされているわけですし、歓送迎会あるいは謝恩会、お花見は自粛を求めています。これが、今の我が国のスタンダードであります。
一方で、山梨県におきましては、感染防止対策をしっかりと実行する前提の下で、お花見あるいは歓送迎会をやって下さいという話をしているわけでありまして、無秩序に大騒ぎする形で飲み歩くということは、ぜひ御遠慮いただきたいと思います。そういう方々の心無い対応が、多くの皆様の豊かな時間を奪うことになりかねないわけであり、みんなで注意をしながら、当面のこの状況を乗り越えていければと思いますので、ぜひ御理解をお願い申し上げます。
来年度の体制でありますが、山梨県社会、そしてこれを支えます県庁といたしましても、現在の状況に甘んじることなく、感染症に対する社会、組織としての免疫力を強くしていく必要があります。来年度からは「山梨県感染症対策センター」、いわゆる山梨県CDCが始動いたしまして、本県の感染症対策の司令塔としての役割を担って参ります。
先程の本部会議のとおり、より迅速かつ的確な対応を行うことができるように、対策本部の体制も改編いたします。これまでの新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえまして、さらなる体制の強化を行うとともに、積み上げてきました知見を組織的に蓄積し、次世代に向けた活用を図って参ります。
我々の感染症対策の根本的な発想は、「ビフォーコロナに戻るということはない」というところにあります。来年度以降も、組織のあり方も含め、不断の見直しを進めて参ります。
ワクチンの接種に関してですが、感染症対策の中で、来たるべき反転攻勢に向けた要としての最重要事項に位置付けております。今月から医療従事者の皆様への接種が本格的にスタートいたしました。20日までに接種対象となる約3万人のうち、5千人を超える方の1回目の接種が完了しております。
4月中旬からは、高齢者の方々への接種も開始されますが、迅速かつ確実に接種ができるよう、市町村をはじめ、地域の皆様と共に総力戦で進めて参りたいと考えております。
来年度も、より充実した体制の下、感染防止対策を徹底しつつ、経済活動との両立を図って参ります。
超感染症社会の実現のために、県民の皆様の引き続きの御理解、御協力、連帯をお願い申し上げる次第であります。
感染防止対策の徹底ということで、1つお願いをさせていだたきたいと思います。
現在の県内の感染状況につきましては、落ち着いた状況にございます。医療への負荷も下がっている状況でございます。
一方で、県外に目を向けますと、隣接する東京都の感染者は増加傾向にございまして、昨日の感染者数は3月で最多の420名と報告されています。今月21日には、全国全ての都道府県におきまして緊急事態宣言が解除されましたが、専門家の先生方をはじめ、リバウンド、感染の再拡大が懸念されているところであります。
特に、本県は東京都や神奈川県など、緊急事態宣言が発出されていました地域に隣接しており、解除によりまして人の動きが活発になりますと、感染が持ち込まれるリスクが高まるものと認識しております。
また、4月中旬から高齢者へのワクチン接種が始まりますが、ここで仮に感染が拡大いたしますと、接種を行う医療従事者の確保が難しくなり、接種に遅れなどの悪影響が生じる事態にもなりかねません。
リスクが高い行動があってから感染拡大までには、時間差がありますことから、今この時期に気を緩めることなく対策を続ける必要があります。これが重要だと考えております。特に、この2、3週間は歓送迎会やお花見など、春の様々なイベントの最盛期を迎えます。マスクを外して会食する場面につきましては、感染リスクが高いとされておりますことから、十分な注意が必要であると思います。
飲み会や食事会を行う場合につきましては、3月10日に山梨県からのお願いとして配付しております「必ず守ってほしいこと」の項目を一つずつ確認していただきまして、徹底した感染対策をお願いいたします。具体的には、グリーン・ゾーン認証店を選んでいただくこと、なるべく少ない人数で、普段一緒にいる人と行っていただくこと、短時間としていただき、飲み過ぎないなどといったルールをきちんと守っていただきたいと思います。
県のホームページにも掲載しており、「山梨県 必ず守って」で検索できますので、職場での御活用や、飲食店におきます掲示もぜひお願いいたしたいと思います。
これまでの皆様の御努力によります現在の状況が、継続して維持できますよう、引き続き御理解と御協力をお願い申し上げます。