トップ > 組織案内 > 知事政策局 > 広聴広報グループ > 新型コロナウイルス感染症に関する知事からのメッセージ > 知事からのメッセージ(令和3年12月1日水曜日)
ページID:102483更新日:2021年12月27日
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まず感染状況ですが、本県におきます先月の新規感染者数は、1名でした。1ヶ月当たりの感染者数としては、これまでで最も少なくなっており、落ち着いた状況が続いていると考えて差し支えなかろうと思います。
一方、昨日、ご案内のとおり、空港検疫で新型コロナウイルスの陽性となった患者さんから、国内初となるオミクロン株が検出されたところであります。
昨年度も感染拡大が見られたのは年末年始ですので、この年末年始を迎えるに当たりまして、感染が再拡大し第6波が到達することが懸念されるわけでありますので、本県におきましても、一段と高い警戒感を持って対応する必要があります。
そこで、県としての当面の対応につきまして申し上げます。
まず、ワクチン未接種者への積極的な接種のお願いについてであります。
新たな変異株に対しますワクチンの効果は、未だ検証中と承知しておりますが、いずれにせよ、ワクチンがコロナからご自身を守るための重要な防波堤であることには変わりがありません。
この点、県内のワクチン接種率ですが、2回接種された方に関しましては、高齢者約93%、全体約85%となっておりますが、未接種の方は、実数でいきますと高齢者で約1万7000人、全体で11万5000人もいらっしゃるため、オミクロン株に対します社会的脆弱性というものがあるということは否定できなかろうと考えております。
このため、県といたしましては、この山梨にオミクロン株の波が押し寄せる前に、可能な限り多くの方に接種を受けていただきたいと考えており、県民の皆さま、特に過去にクラスターが発生した高齢者施設あるいは障害者施設、児童福祉施設の従業者の皆さまには、積極的な接種をしていただくよう強くお願いをいたします。
なお、県といたしましても、今月、予約なしで対応するワクチン接種会場を新たに設置するべく、現在検討を進めております。クリスマス商戦の最中でなかなか会場確保に苦戦はしておりますが、何とかこれを確保して実行したいと考えておりますので、ぜひ大いにご利用いただきたいと思います。
次に、県外への移動、あるいは県外からの来訪者に対する感染防止対策の徹底についてです。
今後、年末年始を迎えますが、帰省あるいは観光などによりまして人の流れが活発化し、人と人との接触機会の増加によりまして、感染リスクが高まることが想定されます。
このため、県民の皆さまにおかれましては、特に県外に移動する場合には、ワクチンの接種、又は、健康上の理由等によりましてワクチン接種を受けられない場合には、検査による陰性確認など、安全性を担保された上で行動されるようお願いを申し上げます。
また、県外に在住される方につきましても、本県へ来訪される際には、同様の対応を行っていただくようお願いを申し上げます。
特に、年末年始などに帰省されるご家族がいらっしゃる場合には、そのご家族に対しまして、ワクチン接種を行ってから帰省されるよう、ぜひお伝えいただきたいと思います。
なお、この点、本日付けで、新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条9項に基づきます協力要請を改定いたしましたので、ご報告いたします。
いずれにせよ、新たな変異株でありましても、感染防止対策の基本というものは変わりませんので、県民の皆さま、あるいは事業者の皆さまにおかれましては、引き続き三密の回避あるいはマスクの着用、手指消毒など、この基本的な防止対策を徹底していただくようお願いを申し上げます。
特に、これから忘年会の開催時期に重なりますので、グリーン・ゾーン認証施設におかれましては、改めて感染防止対策の徹底をお願いいたします。