知事臨時記者会見(令和6年3月1日金曜日)
ページID:113303更新日:2024年3月4日
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防災新館401,402会議室 16時40分から 発表事項 発表事項以外の質問事項 なし |
知事
本日、国土交通省から、令和6年度新規事業採択に関する評価手続きに着手するとの発表がありまして、山梨県に対しまして、新山梨環状道路北部区間、うち桜井・塚原間になりますが、ここを新規事業化することについて意見照会がありました。
この新山梨環状道路ですが、甲府都市圏の交通円滑化、或いはリニア駅と県内各地のアクセス性の向上を図るため、全線をつなげることが大変重要な課題であるということで、取り組みを進めてきたところであります。
うち国道20号のバイパスといたしまして、国が事業を行うこととなっております北部区間ですが、桜井・牛句間は、大変長い間、事業化がなされていなかったため、これまで甲府市長さんはじめ、或いは地元の皆さんと力を合わせて、たびたび国に早期事業化の要望をしてきたところであります。
今年の2月、甲府市長さんと県関係国会議員のオール山梨の体制で、国交省幹部に対し、改めて早期の事業化をお願いをしてきたところであります。
こういう様々な多くの関係者の皆さんのご尽力が実を結びつつありまして、国から本日発表があった次第であります。今回のこの新規事業化に関する意見照会ですが、これはこの区間が、まさに新規事業化に向けた手続きの最終段階に入ったいうことを意味しております。
この北部区間に関しましては、昨年12月に連絡調整会議の開催など、これまで国においても着実に検討を進めてくださっておりまして、私どもとしては、国のご配慮に心から感謝を申し上げたいと思っています。
今後ですが、国におきまして、学識経験者などの第三者から構成されます委員会などの意見も聞いて評価結果を取りまとめるとのことであります。
社会資本整備審議会道路分科会で、各地方で地方小委員会というのを開き、それを受けて社会資本整備審議会の道路分科会、事業評価部会、これは霞が関の本省で行われるものですが、ここを通りますと、今度は予算成立に合わせて、いよいよ新規事業化が形式的にも最終決定されるということになってまいります。
特に、これまで未事業区間でありました中で、今回、新規事業化に大きく歩みを進めることとなりました桜井・塚原間ですが、ここは整備中の広瀬・桜井間、そして東部区間、さらには西関東連絡道路とつながることになりますので、極めて大きな効果を山梨県全体にも及ぼすものになるだろうということで大いに期待をする次第であります。
県では、こういう国の本当に力強い歩みに対しまして、私どもとしては、アクセス道路の整備ですとか、或いは用地取得、発生土処理など、様々この事業の推進に対して、最大限、当然我が事ですので、全力で協力をしていく所存でありまして、令和6年度新規事業化の実現と、更には早期の全線事業化に向けまして、今後もしっかりと頑張っていきたいと思います。
記者
最終段階に入ったということで、県がこれまでなかなか事業化に向けて国の方で俎上に上がらないというか、優先順位でまだ下の方にあるんじゃないかというところで上に持っていくために、多額のコストが障害になっていると見て有料道路の提案もされてきましたけれども、そういうことが功を奏したという認識なのか、また、どの点が評価されたというのか、その辺の見解を伺えればと思います。
知事
まさにここは地元の皆さんの大変大きなご理解のもとで、有料道路化での要望というものを打ち出したことが大きく効果があったんだろうと思います。
おそらくこれまで通り無料のままでやるお願いをしていては相当厳しかったのだろう、極めて困難だったんだろうと思います。
そういう意味で、本当に地元の皆さん、特に沿線のこれまで本当にご尽力をされてきた住民の皆様が、本当に思い切って有料化を受け入れるから早くやろうと、ここが私は一番、やはり国に届いて、今回の動きをもたらしていただいた最大の要因じゃないかと思います。
そういう意味で、私どもとしては本当に地元の、特に沿線地元の皆様に対し、心から感謝を申し上げたいと思います。