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ページID:102682更新日:2022年2月10日
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【山梨県産業技術センタープロポーザル】
産業技術センターをより活用していただくため、センターの研究や設備などをわかりやすく紹介します。
■JKAの補助事業
山梨県産業技術センターでは、公益財団法人JKAから2021年度公設工業試験研究所等の機械設備拡充補助事業による補助金(競輪の補助金)の交付を受け、設備の拡充等を行いました。今回は、その2機種「精密万能材料試験機」、「CNC画像測定機」のうち、「CNC画像測定機」についてご紹介します。
■CNC画像測定機とは
CNC画像測定機は、電子基板、プレス部品、樹脂製品、機械部品、各種治具など幅広い分野の製品の寸法測定を高精度に行うことが可能な測定機です。測定物に対し、上下方向(両方向もしくは1方向)から光を照射することで生じる明暗の差から測定箇所を認識するため、非接触により測定を行うことが可能です。そのため、傷がつきやすい、変形しやすいなど接触測定では困難な測定物に非常に有効な測定機です。
■装置の特徴
本装置は、CNC制御による測定機能を有するため、自動測定や形状の異なる複数個のサンプルを同時に測定することが可能です。また、最大測定範囲が650mm×550mmであるため、大型基板、樹脂射出成形品等の大型製品・大型部品の測定や、形状の異なる多くの製品の測定が可能です。さらに、専用ソフトにより取得した測定データから2次元・3次元的形状評価を行うことも可能です。
■主な仕様
メーカ・型式 :NIKON ・ NEXIV VMZ-R6555 タイプ2
カメラ :カラーカメラ
ストローク :650×550×200mm
倍率/視野 :1~15倍 / 4.7×3.5~0.311×0.233mm
照明 :垂直落射・透過・分割リング照明
■装置の用途
本機器の導入により、主に県内の機械電子、医療機器関連産業、水素・燃料電池関連産業、ロボット関連産業、半導体関連産業に関わる製造業の企業において、下記関連部品等の高精度な寸法測定が可能になります。
・真空装置関連部品
・半導体装置関連部品
・ロボット関連部品
・光学系部品
・電子部品
■担当からひと言
幅広い分野の製品に対して高精度な寸法測定が可能です。ぜひご活用下さい。
機械技術部