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ページID:112684更新日:2024年2月13日
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【山梨県産業技術センタープロポーザル】
産業技術センターをより活用していただくため、センターの研究や設備などを紹介します。
■JKAの補助事業
山梨県産業技術センターでは、公益財団法人JKAから2023年度公設工業試験研究所等の機械設備拡充補助事業による補助金(競輪の補助金)の交付を受け、設備の拡充等を行いました。今回は、その3機種「紫外可視近赤外分光光度計」、「精密試料切断機」「レーザー加工機」のうち、「レーザー加工機」についてご紹介します。
■レーザー加工機とは
高出力のレーザー光線を加工部材に照射することで、様々な材料・部品等に対して切断(カット)・彫刻(マーキング)加工ができる機器です。対象物を精密に切断して、断面試料を作成することや生産用治具の製作、製品の試作など幅広い分野で活用できる機器になります。
■装置の特徴
本機器は、80Wの高出力のCO2レーザーで、プラスチック、ガラス、ゴム、シリコンなどの様々な材料への切断・加工が可能です。また、円筒形状のモノへの加工やCCDカメラを使用しての位置合わせが可能な機種になります。
■主な仕様
メーカ・型式 :Trotec speedy360
レーザー種類 :CO2(炭酸ガスレーザー)
レーザー出力 : 80W
最大加工エリア : (X)810×(Y)506 mm
最大加工挿入サイズ:(X)890×(Y)600×(Z)210mm
最大加工速度 :3,550mm/秒
■装置の用途
本機器を導入することにより、県内の機械電子産業等の基幹産業や成長産業(半導体をはじめとする医療機器関連、水素・燃料電池関連、ロボット関連等)に関わる製造業において、下記用途等での活用が期待できます。
・断面観察用試料の作製
・試作品の製作
・治具の製作
■担当からひと言
アイデア次第で幅広い分野で活用ができる装置です。ぜひご活⽤下さい。
デザイン技術部