おしゃかこごり

4月8日はお釈迦様の誕生日で、花まつりが行われます。この時に作って、お供えし、村中でお寺へお参りし、甘茶をいただいてから食べます。これを食べると智恵が授かるという言い伝えがある地域もあります。
大豆をまぜてこごり(固まり)に仕上げ、お釈迦様の頭に似せてごつごつ感をだしています。あられなどを入れることもあるなど、県内各地域・家庭によって材料が少し違い、見た目が黒っぽかったり白っぽかったりと様々です。
<主な地域>
峡南地域、甲府市、市川三郷町、身延町
レシピ
レシピその1

材料
- 大豆120g
- 上新粉100g
- 小麦粉100g
- 砂糖70g
- 塩少々
- 熱湯200㎖
作り方
- フライパンに大豆を入れ弱火で15分ほど香ばしく炒る。
- 1の大豆がかぶるくらいの熱湯(分量外)を加えて5分中火で煮る。
- 火を止めて、あら熱がとれたら大豆の皮を除く。
- 鍋に粉類と、砂糖、塩を入れて木べらで、ざっくり混ぜる。
- 熱湯を加えて全体を弱火にかけてよくこねる。
- 生地が重くなってきたら、大豆を加えてなじませる。木べらにくっついて落ちないぐらいの固さになるまでねる。
- 手を水で軽くぬらしながら、ピンポン玉大の円球に丸めてクッキングシートの上に並べる。
- 蒸気の上がった蒸し器で約15分蒸して完成。
参考:「山梨の郷土食」依田萬代著(山梨日日新聞社)
レシピその2

材料(10個分)
- 大豆100g
- 三温糖70g
- 塩少々
- 小麦粉100g
- 牛乳2分の1カップ強
作り方
- 大豆は水に3~4時間位ひたして、水気を切り、中火で焦がさないように炒る。
- 小麦粉に1と砂糖、塩を合わせて温めた牛乳を少しずつ加え、耳たぶくらいのやわらかさに練る。
- 2を10等分してアルミカップに入れ、蒸し器に入れて10分蒸す。
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