手打ちそば
江戸時代に入り、甲州市大和町の天目山栖雲寺(せいうんじ)でそば切りが始まったとの説があり、「そば切り発祥の地」とされています。山梨県では昔からそば栽培が盛んであり、普段はそばがきやそばだんごが作られていましたが、ハレの日には手打ちそばを作ったと言われています。地域によって、せりと一緒に茹でた「せりそば」や、千切り大根と一緒に食す「大根そば」といった料理も郷土食として残っています。
<主な地域>
身延町、小菅村ほか
レシピ
材料(5人分)
- そば粉250g
- 中力粉250g
- 卵1個
- 打ち粉(そば粉)適量
- 水適量
- めんつゆお好みで
- 薬味ねぎ・みょうが・わさびなど
作り方
- 大きなボウルにそば粉と中力粉と卵を入れる。
- 水を少しずつ入れながら1つのかたまりになるまで力を入れてこね続ける。(20~30分程度)
- きれいなかたまりになったら、打ち粉をして四角になるように薄く延ばす。
- 半分に折り、さらに三つ折りにしたら2~3ミリ程度を目安に切る。
- 大きめの鍋にたっぷりの水を入れ、沸騰したらそばを茹でる。
- そばが浮いてきたら火を止め冷水でしめる。
- お好みのめんつゆ・薬味などを添えて完成。
せりそば
レシピ
材料(2~3人分)
そば
- そば粉150g
- 中力粉150g
- 打ち粉適宜
- せり100g
- 卵2分の1個+ぬるま湯合わせて150ml位(粉の40~50%)
つけ汁
- だし汁600ml
- 人参1本(小さいもの)
- 醤油200ml弱
- 薬味ねぎ、わさび、七味唐辛子、みょうが、のりなど
作り方
そば
- こね鉢(またはボウル)に、そば粉と地粉(中力粉)を合わせてふるい入れてよく混ぜる。
- 卵とぬるま湯を合わせて計量する。
- 粉に水分を数回に分けて加えていく。そぼろ状になったらまとめて、表面がなめらかになるまでこねる。
- 1.5~2mm位の厚さに延ばし、打ち粉をふりながら重ねて細く切る。
- たっぷりの湯で茹でる。浮きあがったら水をさし、すくいあげて冷水にとる。(麺の厚みにより茹で時間は調整する)
- せりをさっと茹でて水にとり、4cm位の長さに切る。茹でたそばと一緒に器に盛る。
つけ汁
- 煮干しかカツオ節でだしをとる。せん切りにした人参を入れ少し煮た後、醤油を加える。
- お好みの薬味を添える。
※油揚げ、人参、鶏肉などを入れた醤油汁と、みじん切りのねぎやみょうがの薬味を添えるつけ汁もおすすめ。
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